店舗内装の工事は、こだわりのデザインを実現して理想の店舗づくりをはじめる第一歩。それだけに開始から完了まで、安心して依頼できるところを選びましょう。
実は店舗デザイン・施工を手掛ける会社にはいくつかの種類がありますが、設計施工を一括で行い、かつ扱う業種や対応できる技術力の幅広さは当社ならではの魅力です。
今回は、費用とともに業者による施工内容の違いについて紹介します。
店舗の工事業者には3種類ある
店舗内装には大きく分けて「デザイン」「設計」「施工」の3つの工程に分けられますが、これらを担う業者も、「内装業者」「工務店」「設計・デザイン事務所」の3種類があります。それぞれの特徴を確認しましょう。
設計から施工までを一貫して担う「内装業者」
当社も該当するのが内装業者。設計、デザイン、施工までを一括で担当するため、設計と施工の間のタイムラグがなく、情報の伝達にも問題がないため仕上がりに信頼がおけるのが特徴です。
また、見積もりもすべての工程が含まれているため、別々に依頼・見積もりを取る必要もなく、費用の全体像が見えやすいためおすすめです。
店舗の設計・施工を専門としていることもあり、開業に関する手続きや融資・補助金に関する相談もしやすいのもメリットです。
設計・デザイン事務所
デザイン・設計のみを担当する事務所もあります。特定のデザイナーへの依頼を考える場合に選択肢となりますが、その分デザイン費用が嵩んでしまうことや別で工務店を探すことが必要になるケースもあります。
事前に工務店への依頼はデザイン事務所からお願いできるかといった確認が必要です。
また、デザイン・設計のみとなるため、見積もり時に単純な比較がしづらいのも覚えておきましょう。事務所ごとで対応範囲も異なるためあくまでこだわりたい人へ向けた選択肢と言えるでしょう。
工務店
工務店も内装業者と同様、デザイン・設計・施工の全てを担当しています。内装以外にも一般住宅の建設など、幅広い工事を担当しているのが、内装業者との大きな違いです。
当社は、もとは工務店として40年間以上住宅設計・施工に携わってまいりましたので、こちらにも該当します。
ただし、住宅を主軸として店舗も手掛けているような工務店の場合には、店舗づくりに関しては実績があるかどうかについて注意してください。同じ建物といえど、店舗と住宅では、換気や動線、水回りなどの設計手法については大きな違いがあります。
当社では、これまでに多くの店舗の開業や施工の実績があります。建物の設計に携わってきたからこそ業種も含め、幅広く対応できる技術力があると自負しておりますので、安心してご相談ください。
コリドールは内装業者ですが、工務店のように幅広い施工内容に対応できます
当社は内装業者に属していますが、工務店として40年以上住宅の設計・施工に携わってきた実績もある設計・施工業者です。そのため様々な業態の店舗に対応でき、オーナー様のご要望を踏まえた柔軟な施工内容をご提案できます。
迷ったら、当社にご相談ください
内装業者、工務店、設計・デザイン事務所の3区分に加え、同一区分の業者でも会社によって特性は様々です。
しかし、基本的には一括で依頼ができる内装業者へ頼むのが最もメリットは大きいです。その理由は、費用面と設計面、コミュニケーション面にあります。
費用がわかりやすく最小限におさまる
店舗内装には、さまざまな工程で細かい見積書をみながら、比較をしたり予算とあうか計算したりする必要があります。一貫して依頼ができるところであれば、こうした煩わしさを解消できるのがメリットです。
たとえば、当社の場合、予算をお伝えいただければそのなかで実現できる設計・施工についてお見積りをさせていただきます。デザイン費用も最初から盛り込まれているため、あとからデザイン費用が嵩んでしまうことや、施工費用が想像よりも高くなってしまったといったこともありません。
デザイン事務所に依頼した場合には、デザイン費が設計費とは別で計上されていて、思わぬ出費となってしまうといったことも少なくありませんので、明朗会計であることは重要になります。
好みのデザイン・設計にしやすい
デザインと施工をつなぐ設計の工程は、目立たないですが、非常に重要です。デザインを具体的にどう実現するかを考えていく工程となるため、この部分が思うようにいかないと、理想の店舗づくりとイメージがずれてしまうからです。
当社では、デザインと設計の担当がCGを活用してのイメージ図の作成を行います。さらに、施工現場にも足を運んでミリ単位での確認やデザイン通りとなっているかのチェックを行い、こうしたずれを防ぐことを実現しています。
また、実績も豊富な分、当社の事例集からイメージに合うものを選んでいただくことで、お打ち合わせでのコミュニケーションもスムーズにできるなど、他には出しづらい魅力があると考えています。
参考にする施工事例と実際開く店舗は、異なる業種で構いません。ご希望のテイストに業態別の仕様やオーナー様のこだわりをプラスして、新しいオリジナルの店舗空間を作っています。
専門性が高く幅広くサポートが可能
店舗内装は専門性が高く、業種はもちろんのこと、テナントの環境や立地によっても最適な設計が異なることが多くあります。
そのため、実績だけでなく、その業種に関する知識があるかどうか、といった点や店舗に関する専門的な知識を持っているかは店舗デザインのクオリティに大きな影響があります。
また、それ以外のお店作り全般に関するサポート体制が手厚いのも内装業者の特徴です。店舗を開業するのにあたり、補助金やローンの活用についてのアドバイスがもらえるなど、不動産情報に明るいことも珍しくありません。
当社では、コンセプト設計から補助金に関するご相談まで幅広く対応しており、お客様と伴走しながらのお店作りを心がけております。
店舗改装で利用できる補助金は?申請のポイントや種類を解説>>
店舗内装工事にかかる費用
店舗内装工事の費用が決まる要因は様々ですが、主に以下が挙げられます。
①物件の状態
②業態
物件の状態
物件が居抜きかスケルトンかによって価格に大きな変化があります。居抜き物件の方がスケルトンよりも坪単価を安くなる傾向です。ただし、居抜きでも間取りや水道の位置の変更などでスケルトンよりも高くなることもあります。
また、建物の一階部分か、二階以上かどうかも費用に影響します。これは、施工時に設備の搬入時に影響することが大きな理由です。同様に、狭小地や狭い路地といった条件が加わる場合にも費用に影響が出ます。
業態
業態による費用の差は、必要な設備に応じて変化します。特に坪単価が高くなってしまいやすいのは飲食店です。
例としては、内装にも高級感が求められるだけでなく、換気設備や大きめの厨房が必要になることから和食店や焼肉店が特に高くなってしまいがちです。一方で、ラーメン店などはテナントにも依りますが、費用を抑えることができるコツもあります。
ラーメン屋の店舗設計の考え方はどうしたらいい?回転率と効率性を求めたレイアウト>>
和食店は料理に合わせた高級感のある内装に仕上げる分、坪単価は35~50万円程。焼肉店は排気や空調の設備などの工事費用が高くなり、坪単価は50万円以上することもあります。
また、業態とひとくくりにするのではなく、カフェと居酒屋では、必要な設備も異なります。想定する客単価や商品から収益を試算しつつ、内装にどれくらいの予算がかけられるのかといった資金計画が大事ですので、当社では店舗づくりの面だけでなく、そうした資金計画に関するアドバイスも実施しています。
物件の状態・業態については、以下の記事でもさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
店舗内装のオープン/リニューアル!坪単価や工事にかかる費用の相場はいくら?
工事開始から完了まで、安心できる業者を選ぼう
当社では、デザイン・設計・施工全ての段階を一括して担当しています。工事の全行程を1つの業者に依頼する大きなメリットは、依頼内容が実際の施工でも忠実に反映されやすいことです。
複数の業者間で依頼内容の把握に齟齬が生じる心配がなく、施主様の理想イメージを直接伺ったうえで施工することができます。
コリドールにとって、施主様との綿密なお打ち合わせも大切な工程です。そのため、施工の段階でも施主様と積極的に連絡を取り、お打ち合わせで伺ったご要望を踏まえた最適なご提案を共有しています。初めて店舗を開業される方も、安心してお任せください。