コリドール CORRIDOR 静岡市の店舗デザイン・店舗設計

店舗ディスプレイはVMD戦略がカギ!売上がアップする仕掛けのポイント

店舗ディスプレイの戦略設計(VMD)は、お客さんに商品をどのように見せたいか、どうすれば実際に購入してもらえるかを考え抜くことが重要です。

お店の見え方を魅力的にする店舗ディスプレイのポイントをご紹介します。

店舗ディスプレイの要は「VMD」

お客さんの購買意欲を誘う効果的な店舗ディスプレイを考えることは、専門用語で「VMD(Visual Merchandising)」とよばれます。

「適正な商品を適正な形でお客様に届けるための商品化計画(Merchandising/MD)」を「視覚的(Visual)」に表現する方法を指す言葉で、平たく言うと、お客さんにとって見やすく・買いやすい売り場づくりのことです。

VMDは売上に直結する重要な戦略です。お客さんの目を引く見た目と、商品を売る仕掛けの両立を意識した店舗ディスプレイを考えましょう。


戦略を立てるうえで忘れてはいけないのは、商品のディスプレイは店舗デザインの大事な一要素であるという点です。ディスプレイは、店舗のコンセプトを反映し、内装全体にプラスに作用するものでなければなりません。

こちらは、イタリアに行ったときに通りがかったチョコレート屋さんのディスプレイです。

カラフルな商品が色ごとにくっきりと分けて陳列されているので商品が見やすく、また店舗全体の印象を明るくしています。五感に訴え、記憶に残る店舗になるために、ディスプレイは大切な役割を担っているのです。

目的に合わせたディスプレイで売上アップを目指す

店舗ディスプレイには、お客さんの来店を促すためのディスプレイ(VP)と、回遊を促すためのディスプレイ(PP)、購買を促すためのディスプレイ(IP)という3つの要素があります。

  • VP(ビジュアル・プレゼンテーション)
    入口の看板やショーウィンドウに飾られた商品など、お店に興味を持ってもらうためのディスプレイ
  • PP(ポイント・プレゼンテーション)
    売れ筋商品の効果的な配置や、マネキン・ラックなどを使った大きめの什器の設置など、店内を巡回してもらうためのディスプレイ
  • IP(アイテム・プレゼンテーション)
    種類ごとに整理された陳列や、商品を目立たせるポップ、照明など、お客さんに商品を手に取って購入してもらうためのディスプレイ

 

店舗ディスプレイを考えるうえでは、この3つを意識して使い分けることが重要です。それぞれのポイントをご紹介します。

来店を促すディスプレイ(VP)のポイント


VPはお客さんの興味を惹くと同時に、店内に入る前に期待やワクワク感を感じてもらう工夫が重要です。

そのため、目を引く仕掛けとして店舗の入口付近(ファサード)には、明るい色や目立つ色を取り入れるのがおすすめ。ライトやイルミネーションを設置すれば、夜間でもお店の宣伝をすることができます。

また、商品に対する期待を高めるため、店舗のイメージやサービス内容を踏まえた配色・デザインも常に意識しましょう。

ファサードとは?おしゃれな事例や活用のコツをご紹介>>

回遊を促すディスプレイ(PP)のポイント

PPは、お客さんが店内を回りやすくなる動線をつくることが目的です

お店の顔となるような売れ筋商品は店舗の入口と中央、四隅といったポイントに配置し、店舗を隅々まで回遊してもらえるよう誘導しましょう。

ちなみに、人は左回りに動きやすいため、お客さんの動線は逆時計回りに一周する流れを想定するとよいと言われています。

さらに、見てほしい商品が数歩離れた場所からでも目立つよう、マネキンやラックなどの大きな什器を活用したり、トレンド感を意識した演出をしたりといった工夫も有効です。

ほかにも、色味が明るい・鮮やかな商品は、暗い色の商品よりも上に配置することで遠くからでも目を引きやすくなります。

店舗デザインは「ゾーニング」が重要!売上アップに繋がるポイントをご紹介>>

購買を促すディスプレイ(IP)のポイント

IPでは、商品を見やすく・選びやすい形で陳列することで、お客さんに実際に手に取ってもらうことを目指します

ほしい商品がどこにあるのかわかりやすいこと、触れやすい位置にあること、比較し選びやすいことを満たすディスプレイを心がけましょう。

色や種類、用途、価格など、お客さんが比較しやすい分類によって、配置を分けてください。なかでも、一番売りたいと考えている商品は「ゴールデンゾーン」陳列にしましょう。

「ゴールデンゾーン」とは、お客さんにとって一番手に取りやすい位置のことです。

一般的なゴールデンゾーンの目安は、男性が床上70~160cm、女性が床上60~150cm。少し目線を下げたときの位置が、最も手に取りやすい高さとされています。

さらにPOPスタンドやスポットライトなどで目立たせるのも有効です。

店舗ディスプレイは顧客心理を理解して「使いやすいお店」を実現する手段

店舗ディスプレイは、お客さんの「ほしい」を提供しながら、店舗の「見つけてほしい商品」も魅せるために大切な考え方。店舗の売上戦略や顧客のファン化にも関係するものです。

コリドールでは、店舗デザインや設計を通じた店舗戦略のお手伝いをさせていただいています。物件探しから集客の戦略まで幅広くご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

資料請求はコチラ>>

PAGE TOP