コリドール CORRIDOR 静岡市の店舗デザイン・店舗設計

繁盛店を創るために必要なこと

どんな職業でもみなさん繁盛させたいですよね!?

自分のお店をどうしたら人気店になるのか?

ある文献から私も共感できたのが、キーワードとして「女性」でした。

皆さんにも是非ご紹介したいって思いました。

 

「時間」と「雰囲気」を売るお店

ただ、商品を売るだけではなく、時間と雰囲気を売るということ。

しかもターゲットは女性ということ。

何故、女性なのか。

単純です。

飲食店で考えたら、

男性は「美味しいものを食べたい」という理由でお店に行きます。

女性は「おいしい食事をしながら、時間をきにせず友人とのんびりしたい」と、女性の来店動機は、きめ細かく細分化されているのです。

女性が求めているのは「モノを売っている場所」ではなく、「お店」ということです。

この「お店」に求めているものは、男性よりも女性の方がはるかにハードルが高いのです。つまり、上級のお客さんということです。

このお客さんを、どの位取り込めるかが、人気店・繁盛店を創るカギとなると思います。

 

私はお店を中心に空間設計とデザインを売っています。

商品として店頭に販売しているわけではないので、アプローチが難しいところもありますが、どんな職種でも、根源は同じだと思います。

では、具体的な内容をしょうかいします。

 

1.長居できるバイキング形式のお店

なぜ、自然食材のバイキングなのか。

例えばトマトで考えると、

メニューを定番化、規格化、マニュアル化するためには、何センチと規格を決めて業者と契約するのが普通みたいです。

しかし、自然な環境で育った野菜は大きさが揃わない。形もバラバラ。チェーン店には面倒です。規格化がしにくいからです。

じゃぁ、規格化しなければいいのでは!?

その日仕入れた野菜で、その持ち味に逆らわず、臨機応変に料理を作ればいい。

でも、食材を選んで提供するのは、お客様に高い値段で召し上がっていただくことになる

その、解決策としてバイキング形式が有効です。

自然食品は毎日食べたほうがいいに決まってる。バイキングにすれば、良い食材をいろんな種類を食べることが出来き、値段も気にせずたくさん食べられる。

 

「健康」は女性を引き付ける要因であること、バイキングで種類も豊富で、選ぶ楽しみがある「量より種類」という女性ならではの習性を理解することが重要なのです。また、メニューのバリエーションを増やすことで、特定の商品を感じさせないで、その店で過ごす時間にフォーカスさせる。つまり、選ぶ条件として、女性は多少高くてもおしゃべり出来るお店を選ぶということです。

 

2.一人でもすぐ雰囲気にとけ込める

定食屋さんのイメージってどんなイメージでしょうか。

私は、生姜焼き、とんかつ、ハンバーグ、かつ丼などのメニューがあって、サラリーマンの男性客で賑わっているイメージが強いです。

しかし、女性はまったく感覚が違うのです。

おしゃれじゃないとか、知らない人と並んで食べるとか。

この時点で、イメージする部分が全く違うと思います。つまり、男性と女性で来店動機の違いがあるということですよね。

冒頭でも述べました、男性は「あの店に食べに行く」とうい動機が主で、女性は「そこでどんな時間を過ごせるか?」という利用シーンからお店を選ぶのです。この心理的な違いを理解してお店を造るべきだということです。

そして、この動機の違いを考慮すると、展開場所も変わってくるはずです。

定食屋は1階という定説を覆す必要があります。繁盛立地は必ずしも1階とは限らないということ。その理由は、入りやすいさであったが、女性をターゲットに考え、先ほどの女性の来店動機を考えたらどうなんでしょか。

1階より、食べてる姿が通行人に見られない2階の方が安心して入りやすい。しかも、家賃も安く、その分ゆったりとした空間を創ることが出来ますよね。

 

 食べたらすぐ出るお店ではなく、食後を含めて、そこで過ごす時間に焦点を当てることも重要であるということ。

回転率を上げるには、長居させては困るという考え方もありますが、業種やターゲット層で違ってきます。

前者はあくまでも、「おしゃべりをしながら、ゆったりと食事をする」にフォーカスしてファンを増やす考え方です。

 

3.「センス」をお店にちりばめる

スターバックスが女性に受けたのはなぜか。

単純に「コーヒーが美味しいから」ではない。

  • 全席禁煙にし、コーヒーの香りを感じる空間にした
  • カウンターにスタジオ風のスペースをつくり、「バリスタ」といわれる、コーヒーの職人にスポットライトを当てた
  • ディスプレイが洗練されている
  • ソファーやテーブルがおしゃれ。
  • 容器がスタイリッシュ
  • スタッフの制服のセンスがいい

など、お店の細部に色んなポイントがあります。

一方で、ドトールコーヒーは、「コーヒー」という商品そのもののおいしさと便利さ、スピードに重きをおき、機械化し、誰が入れても同じ品質を出せることを重視している。どちらも、違ったコンセプトで展開している。

女性が求めているのが、スターバックスで飲むコーヒー。おしゃれなカップで、座り心地のいいソファーで、ゆっくりくつろぎながら上質な空間でコーヒーの味を楽しみたい。つまり、女性にとってスターバックスでコーヒーを飲む時間というのは、ファッションの一部であるということです。

さらに、ただコーヒーの品揃えを増やすだけではなく、「飲み方」のバリエーションを増やす(サイズやトッピング)ことで、コーヒーを楽しむ時間だけでなく、コーヒーを通じてありふれた日常を楽しくおしゃれにできる。これが、女性に受ける理由ということです。

 

とても共感できた記事ばかりでした。

女性に支持されたいなら、お店に来たお客さまにどんなことを感じてもらいたいでしょうか?

どんなことを伝えたいのでしょうか?

「雰囲気」や「時間」

これを、言葉にできるまで考え、行動し、出た答えがお客さまを感動させ、やがて人気店へとつながっていくと私は思いました。

まだ、情報が少ないひと昔前は、「何を、誰に、どう売るか」がお店に問われていたと思います。

しかし、現在はありあまるほどのモノとお店の中から選ぶ時代です。「選択の時代」。

「何を」ではなく、「誰に」が重要なポイントになってきています。

つまり、お店側から考えると、「誰に、お店を、どう感じてもらうか」この女性が感じる瞬間こそが、お店の価値につながってくると思います。

「あ、なんかこんな雰囲気好きかも!!」これでいいと思います。

こんな空間を増やしていきたいと思っています。

 

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