美容業界で生き残る為にはどうしたらいいのか?
競合店との差別化を図るには何をしたらいいのか?
サービス内容が拡大しているこの美容業界、一体何が重要なのか?
その答えが見つかったときは、間違いなく売り上げも上がっているのではないだろうか。
美容業界を知る!!
まず、美容業界で生き残る為には、「美容」についてしっかり知識を身に着ける必要があります。
どの業界もこの知識・情報なくして戦略もありませんから、しっかり勉強しましょう。
「美容」というと、製品関係とサービス業でわかれますが、今回はサービス業に視点をあてて考えてみたいと思います。
1.美容サービス業とは!?
美容サービス業とは何なのか。業界の構成として、大きく分けると「専門技術」と「接客技術」に分けることができます。
①「専門技術」とは、髪のカットを代表として、美容そのものを提供し、消費者の来店目的を達成するための技術のことです。
この技術には、安全かつ衛生的に人体を好転的に変容させることが求められます。つまり、身体が現状よりも美しく変化することを求めて来店してくるのです。
当然、使用する道具、器具、薬品などの選定も安全かつ衛生であることは重要です。
一方、
②「接客技術」とは、消費者と信頼関係を築き安心して任せてもらうためのコミュニケーションスキルのことです。
適切な会話、カウンセリング、リラクゼーションの提供から成り立っています。
まずは、消費者の個性や性格、仕事などの生活環境を把握し、消費者の状況を理解することが必須です。
その人が、なぜ来店してきて、どうなりたいのか。それを達成する為には、その人の情報を引き出さなければ喜んでもらえるサービスを提供することが出来ませんよね。
そして、この二つの技術に付け加えるとすると
③サブサービスの提供です。
専門技術と接客技術あっての美容サービスですが、この2つを更に活かす為には、店内の雰囲気、音楽や飲み物などの提供が必要不可欠です。
まとめると、この美容サービス業というのは、「専門技術」「接客技術」「サブサービス」の総合評価で決まっており、消費者はここでお店の価値を決めているということです。
どんなに腕の良い技術者であっても、接客技術が低ければ消費者は満足することはないということですね。
ただ、消費者によっては接客技術が良ければ、多少の技術が足りなくても満足するというケースもあるようです。
どちらにせよ、トータルで高いに越したことはありませんね。
2.共通のキーワードは「健康美」
美容業界で生き残りを考えると、やはり他社との差別化を考えますよね。
従来の理容サービスは、頭髪の刈り込み、顔そり。美容サービスは、パーマ、カラー、化粧などの方法で外見を美しくする。
現在は、これらの業務から派生したフェイシャルエステ、ネイルケア、アイビューティーなど、トータルビュティーを提供するサロンに移行しています。
これは、差別化も勿論ですが、それだけじゃ無くなってきていて、消費者のニーズが高まっているのです。
現在は、ブライダル以外の日常でも女性が求める時代になってきているということですね。
また、経営側の美容業者もそれに応え、時間を有効的に使おうとしております。
例えば、パーマやカラーなど時間がかかる作業の時に、待っている間にネイルケアをサービスに取り入れ、追加利益を獲得しているところもあります。
このように、美容サービス業界では、提供側と消費者側の両方の意識変化により、サービスの拡張と融合が進んでいます。
髪型、カラー、化粧、ファッション、ネイルとトータルでコーディネートしているのが現状ですね。
また、この全身美容については、提供側、消費者側の双方の考えが一致しているのが、全身美容には「身体の内側」と「心」へのアプローチも不可欠と認識しています。そこで、サプリメントを中心に健康食品や運動効果の高い健康器具の販売も行い、心身のトータルビューティーが実現するスパ施設の経営にも乗り出しているのが現状です。
美しくなる為には、健康な身体をつくるといことです。
3.他業界から美容業界への参入
消費者は「即効性」「持続性」「心の充足」「体の内側からの美しさ」を美容サービスに求めるようになっています。そこで「即効性・持続性」を提供できる医療分野も美容メニューに進出してきています。
例えば、ファスティング。
ファスティングとは「断食」で、一定期間の食事制限をすることで体内に溜まった老廃物を排泄させる方法として知られています。
美容メニューでわかりやすいのが、ヘッドスパですかね。
ヘッドスパはリラクゼーションだけでなく、疲労回復、ストレス解消、頭皮及び頭部の血行促進など、多岐にわたる効果があります。
医療分野では、ファスティング。
エステ分野では、ダイエットや美肌効果。
リゾート分野からは宿泊による心のケア。
飲食産業からは、ファスティングなど。
今、美容サービスにはこれだけのメニューが消費者に求められているのが現状です。
「外見」「心」「健康」「メディカル」の4本柱で成り立つサービスへと進化してきているということです。
消費者が求める内容が多様化しています。それに応えるためには、メニューの融合が必要不可欠であり、常に情報収集と研究、スキルアップが重要になりますね。
これは、美容サービス業だけでなく、どの業界にもいえることだと感じました。