オフィス空間のイメージとは机が整然と並び、社員が座って仕事をこなしている。
果たしてこれからの時代、この定型的なオフィス空間でいいのだろうか!?
どうすれば売上の上がるワークプレイスができるのか?
1.建築家と創り上げる!!
オフィス空間を造るにあたり、建築家の姿勢も変化していきています。
従来、机が並んでいるだけのワークプレイスから大きく変化をさせることで、働き方を変え、新たな組織能力を形成していく。
たとえば、快適性・創造性・コミュニケーションの誘発を考え、従来の個室型からオープンレイアウトに加え、各所に対話を誘発したり協業したりする場を設けようという試みがあります。それだけでなく、半個室でプライバシーを確保しつつもオープンなイメージも多くみられます。
クライアントがどんなオフィス空間にしていきたいのか。そのオフィスに訪れる人達がどんな空間を求めているのか。
建築をただの「モノづくり」だけで考えている建築家とでは、売上げの上がるオフィスを創ることは難しいです。
ハード以外のソフトやサービス、あるいは社会・文化的、経済的な要素を取り込んでオフィス空間を設計・デザインし、企業のブランディングに寄与していきながら創造していく。建築サービスから知識サービスに転換していく。
つまりオフィス空間を創るには、経営戦略レベルで企業と建築家が対話しながらワークプレイスをデザインしていくことが最も重要です。
2.ワークプレイスのイノベーション!!
冒頭でもあります、オフィスのイメージは机が整然と並び、社員が座って仕事をしている風景です。
オフィスとは事務作業を行う場所であるので、その風景に疑問はない。しかし、それはひと昔前までの話で、今は知識経済の時代です。
要するにイノベーションの重要性が高まり、いかに継続的にイノベーションを起こせる組織をつくるかが求められているのが現状です。
それには、迅速、敏感に顧客の要望や環境変化を察知し、協業して新しい提案をしていく必要があります。でなければ、あっという間に自社の商品やサービスがコモディティ化して価格競争の渦に巻き込まれていきます。
企業の商品・サービスだけでなく、ワークプレイスの在り方と同時に改革していかなければなりません。つまり、このワークプレイスのイノベーションが「売上げUPするオフィス空間」を創り上げる重要な要素ということです。これを具現化するためには「インテリア」が重要なサービスだと考えます。人間として接し、価値を生み出す空間がここには存在しています。人と人、人とモノが接している時間がものすごく長く、身近で人への影響力も強いからです。ワークプレイスのインテリアが企業の売上に左右すると私は感じております。