「自分のお店を持ちたい!」と思い、飲食店の開業を考えている方はいませんか?飲食店の場合、おしゃれな店舗デザインは料理に花を添え、お店の注目度も高めてくれます。
今回は、飲食店の店舗デザインの事例をご紹介します。飲食店を開業するときに押さえたいポイントや予算の組み方も解説しています。
理想を叶えた店舗デザインの事例
お店のコンセプトやお客様に与える印象など、理想の店舗デザインはそれぞれ異なります。同じ飲食店でもレストランかカフェか、お店の種類によって店舗デザインを工夫する必要があるでしょう。
ここでは、当社で担当した飲食店の店舗デザインをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
レストラン
内装・外装の施工からインテリアの選定まで、店舗全体のデザインを担当させていただいた、イタリアンレストランの「ラ・ペコラ」様。
「ヨーロッパ調かつ隠れ家のような雰囲気にしたい」というご要望をいただき、内装にレンガを使い、ヨーロッパらしさを演出しました。テーブル席の天井をアーチ状にすることで、隠れ家っぽい雰囲気に仕上げています。
通常よりも客席数を少なく設定しているので、ゆったりとした空間になっています。
居酒屋
「厚切り牛タン専門店」の居酒屋の「タン吉」様では、内装・外装のリフォームを行いました。
こちらは居抜き物件での施工で、オーナー様のご要望の一つとして「既存のものを活かして費用を抑えたい」とご相談をいただきました。
そこで間取りや配置は変えず、テーブルや柱を削る・艶出しなどの加工と床面の張り替えという施工内容に。費用を抑えつつも、店舗の印象を変えることができました。
また、照明やカウンター部分にはこだわることで、お店のコンセプトにあった内装に仕上げています。
厚切り牛タン専門店 居酒屋 タン吉(瀬名店)の施工事例を詳しく見る>>
カフェ
カフェは5坪~20坪と広さに幅があります。イートインで厨房があるカフェを開きたい場合、10坪を最低限の目安として考えておきましょう。
カフェの面積に応じて、客席や厨房などのスペースを工夫する必要があります。
集客率アップを目指す店舗デザインとは?
集客率をアップさせるためには、押さえておきたいポイントがあります。
店舗デザインを考えるときは、働くスタッフ・お客様の目線に立つことが大切です。具体的なポイントについて確認していきましょう。
客席を踏まえた動線づくり
飲食店は、物販店など他のジャンルの店舗に比べるとスピードが求められます。店舗デザインをするときは、客席とスタッフの動線を考えましょう。
たとえば、席の通路がある程度広ければ、すれ違いざまでもスムーズに料理を運べます。そのため、スタッフの作業効率が上がり、お客様の回転率アップにもつながります。
店内はお客様にとって居心地の良い空間であるだけではなく、スタッフや従業員にとって働きやすい環境かどうかもポイントです。
テーブルなどのスペースの確保
動線と同じように、客席周辺のスペースもゆとりを持たせるようにしましょう。
隣の席との距離が近すぎてしまうと、圧迫感のある印象を与えてしまいます。お食事中も他のお客様の視線が気になってしまうかもしれません。
とくにコース料理をメインとするレストランの場合は、通常よりもスペースにゆとりを持たせるようにしましょう。
そのほか、客席周りで注意したいのは以下になります。
・テーブルのサイズ
・荷物置き場
テーブルのサイズは、お客様の印象に影響しやすい部分になります。テーブルに注文した料理が置けなかったり、椅子と高さのバランスが悪かったりすると、落ち着いて食事を楽しめません。
また、ソファ席を広くしたり荷物カゴを用意したりなど、荷物が多い方でも利用しやすいような工夫も大切です。
お手洗いやBGMもポイントに
お手洗いも集客力につながるポイントの一つです。可能であれば男女別、数も複数個あるほうが理想的です。
スペースの関係で一つしか作れない場合は、広さを確保するようにしましょう。広いと掃除がしやすくなり、汚れにくくなります。目安の広さは1坪です。
またBGMもお店の印象に関係します。店舗コンセプトに合わせた音楽を流すことで、居心地の良い空間づくりができます。
店舗デザインを考えるときの予算の組み方
店舗デザインをするとき、予算の組み方も考える必要があります。後で後悔することがないように、店舗デザイン・運用費にどの程度かかるかを想定しておくようにしましょう。
予算は少し余裕を持たせて
店舗デザインの予算を考えるとき、なるべく費用を抑えたい方もいらっしゃいます。しかし、予算を低くすることに囚われてしまうと、理想と違った印象の店舗に仕上がってしまうことも。
予算を組むときは、上限を意識してゆとりを持たせることが大切です。このとき、店舗デザインにかかる費用だけでなく、実際に店舗を開いたあとの運用費も踏まえて計画を立てましょう。
また、ローンを組めるかどうかも予算計画に大きく影響します。後から「費用が足りなくなってしまった…」とならないように注意が必要です。
コリドールの店舗デザイン費用について
店舗デザイン料は、依頼先や算出方法が異なるため、会社によって差が出やすいです。
算出方法は、物件の面積から算出する方法と、総工費から割り出す方法がありますが、コリドールでは後者で算出しています。
店舗デザインにかかる費用は、総工費の10~15%になるため、最低30万円ほどを想定しておくと安心です。
自分の理想の店舗デザインにするために、デザイン会社と一緒に考えよう
店舗デザインは、ご要望やコンセプトなど、オーナー様からいただいた「情報を整理していく作業」だと考えております。
物件の情報や、ご自身がどういった店舗にしたいかをご依頼するデザイン会社に伝え、コミュケーションを綿密にとることが大切です。
コリドールでは、お客様からいただいた情報やコンセプトをもとに、それぞれの理想にあった店舗デザインをご提案させていただきます。店舗デザインについて気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。